遺族年金は夫が亡くなってからずっともらえますが、再婚した場合は打ち切りになります。
これは未亡人になったらほとんどの人が知っていると思います。
そして、死ぬまで未亡人は遺族年金がもらえます。
再婚したい相手が出来たら、この遺族年金はもらえなくなっちゃう!
と、再婚を躊躇してしまう女性も少なくないです。
この遺族年金は再婚したらもらえなくなってしまうだけではなく、他の理由でももらえなくなる場合があるのをご存知ですか?
遺族年金は再婚しなくてももらえなくなるケースとは?
遺族年金は再婚したらもらえないことは承知しているので、好きな人が出来ても籍を入れることはかなり慎重になりますよね。
夫が亡くなった後好きな人が出来て「結婚しよう!」とプロポーズされたら、遺族年金をもらえなくなっても再婚する女性ももちろんいます。
再婚したら遺族年金はもらえないのはわかってるから、再婚することはリスクだ!
と、籍は入れずに一緒に住もう!
と思っている人も多いようです。
籍を入れなくても遺族年金をもらえなくなるケースがあるのです。
再婚しなくても、一緒に男性と住んでしまうことでも遺族年金はもらえなくなるのです。
それは、男性が夫と言う役割をしているのと同じように見なされるからです。
未亡人女性と一緒に住むと、生計を共にして養ってあげている!
ということになるんですよね。
籍を入れて無くても結婚しているとみなされるのです。
友人が危なかったぁ~。
私の友人は、そのことを知らず少しの間、その男性と彼女のマンションの家で同棲してました。
でも、その男性は私の友人に生活費を一銭も入れてませんでした。
タダで住まわせてもらって、食費も光熱費も払わない!
挙句の果ては、浮気の繰り返し。
出て行ってもらってもらったのですが、下手したら一緒に住んでいたので遺族年金が打ち切りになっていた可能性もあります。
その男性は自分の生活費を浮かすために転がり込んできただけですが。
籍を入れなくて大正解。
私の友人はその男性にお金だってもらってなかったですし、それで遺族年金が打ち切りになったら大変なことでした。
未亡人が再婚!その後離婚したら遺族年金はどうなる?
未亡人が再婚するときはよっぽどの決心と、絶対に離婚はしないと思って籍を入れますよね。
だって離婚をしたら、未亡人ではなくなりますから。
未亡人➡再婚➡離婚➡バツイチになっちゃった!
となります。
響きが何となく、未亡人とは違いますよね。
そして、未亡人の時にはもらえていた遺族年金も再婚した時にもらえなくなり、その後離婚しても未亡人の時のようには戻れません。
もう離婚組として、遺族年金はもらえなくなります。
もらえるのは60歳過ぎてからの自分の老齢年金のみです。
専業主婦だった年数が多かったり、国民年金だったら遺族年金とは比べものにならないほどの低い金額になってしまいます。
遺族年金と言っても、夫の厚生年金を掛けていた年数と収入によって金額は違いますが、女性の年金よりも多いのがほとんど。
再婚するときは、その後は離婚をしては悲惨なんです。
未亡人に恋人や、養ってくれる人が出来たら遺族年金はどうなる?
未亡人になってから、恋人ができたって遺族年金はもらえます。
養ってくれる人が出来たら遺族年金はもらえるのでしょうか?
生活を共にしていなかったら、もらったお金はお小遣いの範囲ですよね!
養ってくれるというのとは別です。
恋人に、高価なものを買ってもらったりしても食事をご馳走になっても遺族年金が打ち切りになることはありません。
生活を共にしなきゃ、養ってくれているという証拠にはならないのです。
彼氏、パートナーに「洋服でも買ってきたら?」
とお金を渡されても遺族年金とは種類が違うので、養ってもらっているということにはならないのです。
・一緒に住んだら、これはどんな事情であれ特定の男性と生活を共にしているということになり、籍を入れずとも遺族年金は打ち切られる可能性が高いです。
・住民票が同じなんてことになったら、結婚しなくてもやはり同じことです。
遺族年金をもらわなくなってもこの人となら大丈夫だ!
と確信をもった時点じゃないと未亡人の再婚は慎重にしないと失敗したら後の人生が大変なことになります。
私の友人は、「未亡人は再婚しないほうが良いんだよ!」
「下手に再婚して、失敗したら大変だよ~!」
と、口をそろえて言います。
それでも、今後良い人と巡り合ったら再婚はしないとは思わずにお付き合いを進めてみることは良いことですよね。
良いパートナーが現れたら、遺族年金をもらえないということよりも、二人で幸せな人生を歩むほうが良いに決まっています。